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越南的徒然草(ベトナムのイライラ)1

「これが、この国ですよ!」
と、ダイク村の村長は意味深げに吐き捨てます。

日越の合弁企業へ地方政府から派遣されているベトナム側のたかり集団が、
日系企業に寄生している。

彼らは・・・、全く役に立たない。

効率などは全く考えていないし、

平気で見え透いたうそもつく。

そして、何も教えてくれないどころか堂々と間違ったことを教える。

そもそも、最近は会社に来さえしない・・。

ダイク村とは・・、

ダナン政府関連機関と日系企業の合弁で設立された、ダナン市の工業団地に
あるレンタル工場群を私が勝手に呼んでいる愛称です。

そして、ダイク村村長とは・・、

そのレンタル工場群の責任者(社長)としてダイク村を管理し、ダイク村の
村内で起きる様々なトラブルの解決や村民の利便を向上するために、人脈を
活かして日々走り回っているNさんを私が勝手に読んでいる愛称です。

いつもは冷静に、細い目をさらに細くして静かに遠くを見つめながら・・、
うまそうにマールボロライトをくわえつつ将来のビジョンを語るダイク村の
村長ですが・・、

今回は随分腹に据えかねておられたのでしょう。

合弁ですから日系企業がダナンの地で事業を始めるに当たって様々な便益を
はかるために力を発揮してくれるはずの副社長をはじめとする政府系の派遣
社員たちは、時々ダイク村を訪れる私の目からみても、見るからに・・、

「暇そう・・。」ですし、

「やる気無さそう・・。」ですし、

全く!

「何も仕事してない・・・!」様に見えます。

そして、最近は、

「姿すら見ない!」

そして、給料だけは一人前にベトナム人平均給与の2~5倍を持っていく!

 

 「あいつらはね・・、寄生虫です!」

 「私はね・・。
あいつらに鉄槌を下してやろうと、作戦を練っているんです!」

今回は、ダイク村村長の細い目はメラメラと燃えていました。

村長のパソコンの中には、
会社に来ない副社長の首切りプラン
間違いを平気で教えるアカウンターの大幅減給プラン
最近ほとんど見かけることのなくなった新人アカウンターの減給プラン
などとともに、
綿密な評価基準と理論武装された切り返し問答集が準備されていました!

「明日ね・・、
あいつら全員に『会社へ出てこい!!』と言ってあるんです。」

ひとりひとりを呼びつけて・・、

 「おまえは、これまでにどれだけ会社に貢献したんだ!」

 「これから、おまえの給料はこの査定方法に従うとこれだけだ!」

 「もし、この処遇に不服があるなら辞めてくれてもいいんだぞ!」

ベトナムではそれ相応の理由が無い限り、社員を簡単に解雇するということ
はできません。

統一企業法及び共通投資法の内容は、ベトナムが社会主義国であるというこ
ともあり労働者に有利な内容となっています。
しかし、要らない社員を排除するためには、本人の意志で「辞める!」と言
わせることができれば問題ありませんし、期間限定の雇用契約を結んでいれ
ば、雇用契約更新時に契約を更新しなければよいわけです。

ダイク村村長は、初めてダナンの地に足を踏み入れた時から約二年・・、

言葉も分からず、誰も知人はおらず、地理も商習慣もわからない中でしかも
頼りにすべき合弁の相手先の協力もほとんど得られない状況でダイク村を立
ち上げ、今日まで孤軍奮闘でダイク村を切り盛りしてこられました。

「合弁相手の社員は全く役に立たないんですよ!」
という話はこれまでにも散々聞かされて来ましたが、ダイク村が軌道に乗っ
た今、いよいよ第二フェーズに向けて体制を一新することが必要な時期に来
ているのでしょう。

 「私はね・・、
まだまだ、これからここでやりたいことがあるんですよ。」

 「この国のためにも、
ここに拠点をおいて頑張っている日系企業のためにも・・、」

 「やらなければならないことが沢山あるんです。」

 「こんなちっぽけな私の力ですけどね・・、
声を上げ続けることがこの国のためになると思っているんですよ。」

先日、ダナンの地においてマイホーム用の土地を手当てし、
いよいよダナンに住み着くことを決意したダイク村村長の孤独な挑戦は、

まだまだ続きます・・。

(Mr.ホー)
 

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