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(第48話) 日本人とベトナム人

日刊ベトナムニュースに次のような記事が出ていました。

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 ベトナムの伝統は古来、「他人には親切に、お年寄りは敬い、貧者には施し
を」と教えている。しかし新世代の若者にはこの伝統を無視する者が多く、
旧世代の人々のまゆをひそめさせている。

 隣人が昼夜を問わず大音量でかける音楽に悩まされているグエン・ティ・
ハイさん(55歳)は、「何度も音量を下げるよう注意したが、彼らは言う
ことを聞かない。その騒音のせいで72歳の祖父が病院に担ぎ込まれた」
という。
隣家の子どもたちは注意するハイさんに向かって罵倒の言葉を浴びせた。

 ホアン・クエさん(75歳)はスーパーの買い物の列で並んでいる時、
待ちくたびれた若者に突き飛ばされた。
「列に並びなさいと注意すると、彼らは私をののしった」という。
クエさんは「昔は何を買うにしても並ばなければならなかった。
今の若い世代はそれができない。
最近の若者は言葉遣いも荒っぽい、路上で大きな声で騒々しいし、
葬式の時でも笑っている連中がいる。
彼らはそれを『クール』だと思っている」と語る。

 一方教育訓練省は、昨今の若者に正しいマナーを教育するため、
学校教材に「市民教育」の章を追加するようになっている。
9年生(中学4年生)のカイン・トアン君は「教材から学んだことはとても
ためになる。
僕はこれまでジコチューだったけど、いまは前より親切になっている」
と語った。
ハノイ市教育訓練局も、来年10月の「タンロン・ハノイ建都1000年」記念
行事に向けて、小学生から高校生に「伝統と倫理的行動」の教育プログラム
を開始する計画だという。

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この記事に紹介してありますように、私もベトナムへ通い始めてからいちいち
気になっていました。

1.近所迷惑、或いは廻りのことなど全くお構いなしに大音量をたれ流す。
2.老いも若きも共通して、横入りし放題で絶対に並ばない。
3.キチンとすべき時にキチンとできないダラダラ態度。

しかし、気になっていたとはいっても中国大陸に蔓延している大ジコチュー
大会の免疫があったため、「まぁ・・・、あると思います!」という程度で
うけ流すことが出来ていました。

それと、同じ「いまどきの・・・。」であってもベトナム人の場合、なぜか
許せる・・。 みたいなところがあるのです。

我々日本人に近い何かを感じるからでしょうか・・。

日本人と似ているといわれるベトナム人・・・。

司馬遼太郎は、その著作「人間の集団について」の中で次のように述べてい
ます。

 「要するに、食事という面からみても、ベトナム人は日本人くさくて、
ひどく植物的なのである。それに中国人や韓国人とはちがい、すぐ笑顔
になる。 町で車同士がすれちがうとき、こちらが笑顔になるとすぐむ
こうも笑顔になる。 逆の場合も多い。対向車の運転手をちらりと見る
だけで笑顔になってくれるのである。

  日本人は、日本文学の体質からみてもその発想や日常の動作をみていて
も中国人や西洋人よりもはるかに女性的なのだが、その面で類似した民族
というのはベトナム人しかいないように思える。」

「他人には親切に、お年寄りは敬い、貧者には施しを」という伝統は、かつて
の日本人に備わっていた道徳観ですし、優しく柔和で、手先が器用で頭の回転
が早いといわれるところもよく似ています。

また、冒頭の「ベトナムの伝統は古来・・・」を、「日本の伝統は古来、他人
には親切に、お年寄りは敬い、貧者には施しを。と教えている。しかし新世代
の若者にはこの伝統を無視する者が多く、旧世代の人々のまゆをひそめさせて
いる。」と言い換えても問題ありません。

しかしながら、私見を申し上げるならば、以上の「似ている論」は、敢えて
似ているところを探せば・・という前提があってという場合の話であって、
「実際は、やっぱり、相当違うよな!」というのが私の偽らざる感想です。

従って、似ていると言えば似ているし似ていないと思うと全く似ていない!
というのが日本人とベトナム人であるというのが正解ではないでしょうか。

(Mr.ホー)
 

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